2014年1月28日 思い出を売る男 ソワレ

私にとっては久しぶりのストレートプレイです。
本当に久しぶり。
もしかして、前回もこれ?っていうくらい久しぶりです。(多分、途中で違うのを見てますが)
最近はミュージカルに偏っていたのですが、好きな作品ということもあり、行ってきました。
前回見たときは、2005年だったので、なんと9年ぶり。
すっごくよかったことは覚えているけれど、当時のレポが雑すぎて、ほとんど覚えていないので、初見の時と同じくらいの気分ですw

上演時間自体が短いこともあり、開演が遅いのもまた嬉しいですね。
平日の勤め人には、19:00はありがたいです。

さてさて、レポですが、ストーリー交えて記載していきますので、ご覧になっていない方はご遠慮いただいた方がいいかと思います。
それでも読むぞ、という方は自己責任でお願いいたします。
楽しみが半減してしまうので。

□キャストご紹介□(敬称略)
思い出を売る男:田邊真也
広告屋:味方隆司
G.I.の青年:佐久間仁
乞食:日下武史
黒マスクのジョオ:芝清道
花売娘:生形理菜
街の女:野村玲子
恋人ジェニィ:観月さら
アンサンブル:維田修二/星野元信/渡久山慶/南圭一朗
シルエットの女:間辺朋美

それでは始めていきたいと思います。

舞台は戦後の東京。
戦地から戻って来た一人の男が、「思い出を賣ります」と、ほの暗い街頭に立っている。
サックスを手にし、道行く人に思い出を買わないか声を掛けるが、まあなかなか買ってもらえない。

<花売娘>
戦争で親を亡くした、8歳の少女 はるみ。
どうやら、綺麗なお姉さんが沢山いるところで一緒に暮らしているらしい。
男が売る思い出は100円。
娘は高いわ、と言う。
娘が売る花は80円。

生形さんが花売娘。
拝見するのはお初です。
本当に子どもみたいで、女優さんてすごい、って思いました。

<広告屋>
すごい出で立ちです。
全身緑。
広告屋は、自分の思い出は語ってくれるけど、買ってはくれない。
水の中に入っていつもより多くのお給金もらったり、靴屋の宣伝で靴屋の上にぶら下がっていたらいつの間にか寝てしまったこととか。。。
登場してすぐにも聞いていたけれど、黒マスクのジョオには話を通しておけ、と忠告して去っていきます。

広告屋は味方さんです。
12月にハリーで見たばかりでしたが、広告屋で見るのは初めて。
(前回は下村さんだったので)
ハリーに比べて、声は低いですね。
長ゼリフも飽きさせない感じ。
さすがだなーと思いました。

<街の女>
上手舞台奥から(と思います。私は下手にいたので上手奥が見えていないので)登場。
ここで、やっと、一つ売れます。
今はすっかり落ちぶれてしまった女。
踊り子だった時の幸せな思い出をぽつぽつと語り始めます。
サックス吹きの男性と幸せだったこと。
その男性は、戦争に行ってしまい、子どももいまやどこにいるかわかりません。
「パリの~街の~」と街の女は歌いました。
男は詩を書いて女に渡します。
綺麗な字ねと、女はほめます。
そして、お金を払って去っていきました。

少し前のJCSジャポでマリアで見てから久々の玲子さん。
まあ、私があまりストレートプレイを見ないからなんですが。
前回見たときは西田さんだったようです。


上手客席後方から登場。
サックスを見つけた青年は男に吹いてくれと頼む。
何を吹けばいいかと問う男に、「金髪のジェニー」を吹けと言う。
演奏が始まると後ろの壁が透けて、ジェニィとおぼしき女性が現れ、二人で歌う。
故郷に残して来た恋人を青年は思い出して涙する。

佐久間さんが青年、ジェニィが観月さんでした。
観月さんの英語が美しすぎて。
ある意味、さすが、なのかな?

なんか、このシーン、すごく好きで、思わず涙。
ジェニィが立っている場所が百合に囲まれていて、すごく美しいシーンです。

ちなみに、前回見たときは、田邊さんがこの役をされてました。

<乞食>
ここのシーンは台詞がとても面白いですね。
乞食だけれど、お金を持っているから、いい服を買えばいいじゃないかと、男は言うが、「新品の服なんざ着ていたら、乞食じゃなくなってしまう。商売上がったりだ」とか。
思い出なんてまっぴらだと言うけれど、何か陽気な曲を吹いてくれと、男から一曲買う。
昔は結婚していたこともあったけれど、奥さんが亡くなってからはまた乞食家業に。

日下さん、いつぶりだろう。
前回見たこの作品ぶり?かもしれない。
ずいぶんお年を召したなあという印象。
まあ、そりゃそうか。

お年を召したからなのか、震えてるんです。
半分、芝居、半分、本当にかなーと思いました。
男が、手をぎゅーっと握って話を聞くところがあるんですが、その暖かさがまたすごくいいなあと思いました。

<黒マスクのジョオ>
警察に追われているジョオが登場。
とっさに男のジャケットと帽子を借り、サックスを吹き始めます。
男は歌う。
その曲こそ、さっきの女が歌っていた曲だった。
そこで、男は気付く、あの女と関係があるのではと。

前回もジョオは芝さんでした。
なんで、これを芝さんがやってるのかはわからないんだけれどさ、でも、あってるよね。
声が特に。

最後に、壁の向こうの影絵で、女とはるみが一緒にいて、ジョオとおぼしき人も一緒にいる。
しかし、最後にジョオとおぼしき人は銃で撃たれて死んでしまったようだ、というところで幕。

最後にみんな出て来て歌を歌って終わりです。

じわじわじわ~~っとくる作品ですね。
見終わった後に、本当に見てよかったな、と思わせてくれる。
決して派手ではないけれど、私は大好きです。
また上演される際にはきっと見に行くでしょう。
まだ見たこと亡い家族とも一緒に見たいな、と思いました。

四季のストレートプレイって見慣れないので、つたないレポですみません。
でも、バックステージツアーの方は、だいぶ頑張ったので、そちらもよろしければご覧くださいませ。

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